社会福祉法人 悲田院
理事長 枡田充生
社会福祉法人悲田院は、昭和54年、初代理事長村上賢亮翁の「障がい者が、安住の地として生活できる施設を作りたい。」との熱い思いから、入所授産施設白糸農園を開園したことから始まりました。以来44年余り多くの方々のご支援を頂きながら、今では、白糸農園・早良厚生園・四箇厚生園、この3つの施設を中心として、240人ほどの利用者の皆様へ、施設入所から生活介護・自立訓練・就労支援・地域生活支援と幅広く福祉サービスに取り組んでおります。
開園以来、「人に優しく、心に太陽を」をモットーに、私たち悲田院では利用者様の意向を十分尊重し、一人ひとりに寄り添い、向き合う、温かみのある支援に努めてまいりました。更に、この福祉サービスの質の向上のため、より専門性の高いきめの細かいサービスを実践できる体制へと、人材の確保・育成に最も注力しております。また、福祉サービスの効率化の観点から、膨大な利用者情報や支援記録等をICT活用により電子化を図り福祉の生産性向上へと、一層の健全経営を目指しているところです。令和2年2月から、始まった新型コロナ感染拡大、わたしたち悲田院の活動も外出自粛等、随分と制約を受けてきました。令和5年5月に、感染法上の分類が2類から5類へとなり、以前の生活が戻ってきつつありますが、福祉の現場はまだまだ、予断を許さない状況です。今後は、ウィズコロナとして施設内外での衛生管理には十分留意した支援活動を続けながら、元の活動へと戻っていきたいと考えております。
悲田院は、開設以来3施設ともに地域の方々に支えられながら、交流を深めてきましたが、今後とも地域共生社会の一員として地域貢献・地域福祉の推進に努めてまいります。